Monochrome and Colorful days

無彩色で極彩色な日常あれこれ

2011/3/11 - 東北地方太平洋沖地震の覚書

15時前,先輩に質問をしていた時.地震があった.
自分の事務所は4F.つっても,普通の建物の7Fクラスかな?


揺れた.所内の放送で震度3だと言った.
揺れは収まらない.
「これって震度3じゃなくね?」
最初は笑っていたが,みんな次第に真剣な表情になっていく.
「**さんは,机の下に隠れていてください.念のため」
念のため,妊娠している女の人を机の下に誘導した.
その直後,一気に揺れが激しくなった.
「馬鹿!お前も早く隠れろ!!」
先輩が叫び,自分も机の下に潜った.


揺れる.揺れる.揺れる.
天井がパラパラと落ちてくる.


揺れる.揺れる.揺れる.
床が波打つ.
机の下に丸くなって両手両足で踏ん張る.
でないと机の下から投げ出される.


揺れる.揺れる.揺れる.
電気が消えた.
中身が詰まっていてすごく重いはずの机が移動を始める.
足のつっかえになっていた袖机が移動を始め,足の支えがなくなってしまう.
天井からまだ何かが降ってきている.


揺れる.揺れる.揺れる.
必死でその場にある物にしがみつく.
足が机に挟まれる.
やばい?!いや,安全靴だったから痛くない.よかった.
非常ベルが鳴り,スプリンクラーが作動.
PC死んじゃったかな,と思う.いやそれ以前に持ち主の自分が死ぬんじゃね?とも思う.


揺れる.揺れ...少し揺れが弱くなった.
みんな机の下から這い出し,立ち上がる.
まだ揺れている.
だけど前ほどじゃない.


「避難する.物を取りに戻るな!」
先輩や上司が次々に叫ぶ.周りの人の無事を確認し,みんなで避難.
後で知ったのだが,強い揺れの中,管理職の人が階段へのドアを必死に開けていたらしい.
管理職GJ.


みんなでぞろぞろ,避難場所へ避難.
避難経路は無事だった.さすが非常事態用に設定されているだけある.


だだっ広い避難場所で待機.
余震.まだ揺れる.


ちょうど停まっていた車のラジオから,地震情報が流れる.
「仙台で震度7
みんなざわつく.
ちなみに栃木は震度6だった.


そっから家族の安否確認の連絡とかみんな色々心配してたけど,守る者のない自分は超フリーダムでしたとさ.
信号止まっていたけど警察の人の働きで無事に帰宅して,コンビニ行っても物が無いとか色々あったけど瑣末なんで端折って今に至る.


地震の感覚,記憶を忘れないうちに書いておこうと思ったんだ.


とりあえず,震度6程度でこれだけ揺れて結構怖かった.
東北の震源地近くの人達を思うと,本当に心が痛みます.
怖かっただろうな.そして怖い思いをした上に,現状の生活で苦しんでいる.
何か力になりたいと珍しく思った.
生きているから,そう思えるんだなともしみじみ思う.
東北地方の方々の無事を祈ります.
そして何かあったときのために,机の下を綺麗にしておくことと水の備蓄はまぢでお薦めします.


Link: http://www.lifehacker.jp/2011/03/post_1701.html
   (東北地方太平洋沖地震の義捐金受付先まとめ,LifeHacker)
    http://www.satonao.com/column/variety/jishin.html
   (地震が起こったらまずこれをしろ,さとなおさんのコラム)
    http://mblg.tv/enokiiii/entry/1/
   (地震発生時緊急対策マニュアルまとめ,地震マニュアル)